レンガを積んでいる三人の労働者のそばを、旅人が通りかかった。
それぞれ三人に「あなたは何をしているのですか?」と声を掛けた。
三人の答えは三者三様だった。
一人目は「私は親方の命令でレンガを積んでるんだよ。見ればわかるだろ。」と答えた。
見るからにやる気が無さそうな人に見えた。
二人目は「私はレンガを積んで塀(へい)を造っているのです。」と答えた。
ちょっと明るい表情に見えた。
三人目は,「私はレンガを積んで学校を造っています、そして子供達が勉強できる
施設を多く造ってあげたいのです。子供たちが喜んで勉強する姿が見えるのです。」と答えた。
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これは有名なイソップの童話です。
この童話は、色々なことを私達に教えてくれます。
その中の一つに、人は事実を見ていないということがあります。
端から見て、事実は一つです。
でも、その事実は、
人それぞれのフィルターを通して、いくつもの現実を生み出します。
そして、生み出した現実の結果、
その人それぞれの将来が決まります。
この童話のように仕事一つとってもそう。
仕事を何を目的にやっているのか?
どんな気持ちでやっているのか?
それによって、集中力・意欲が異なり。
それらが異なると自ずと結果が異なります。
また、感謝をもってやっている仕事と
感謝なしでやっている仕事。
その違いは、細部に見て取ることが出来ます。
だから、出来れば仕事は
感謝を持って、そして大きな目的のためにやることを
おすすめします。